NPO特定非営利活動法人 徳育と人間力育成研究所
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理事長ごあいさつ

特定非営利活動法人
徳育と人間力育成研究所

理事長
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 私が子どものころ、私の父は年中、「自立心を持ち、将来、人の役に立つ人間になれ」と私に教え諭していました。母も、ことあるごとに格言

やことわざ、先人の知恵を私に語り、「人としての生き方」を説きました。当時の私には、そうした"お説教"はときにうるさく感じられましたが、いま振り返ってみると、両親の教えは社会へ出てからとても役に立ち、人生を生きていくにあたって大きな指針となったように思います。また、昔は親だけではなく、近所の大人や学校の先生も子どもに「人としての生き方」を教えてくれました。

 ひるがえって今日、子どもたちが「人としての生き方」を教わる機会は、きわめて少なくなっているのではないでしょうか。親はもはや子どもに人生を語らなくなり、学校の先生も教科書以上のことを教えはしなくなりました。子どもの教育といえば、もっぱら、知識を詰め込むばかりの偏差値教育に終始しており、「心の教育」はすっかり置きざりにされてしまっています。
 その結果、いま日本は目に見えて荒廃しつつあるように思えます。平気で地べたに座り込む子、人とまともにコミュニケーションをとることができない子、相手の身になって考えることができない子……そういった子が街にあふれるようになり、そして、こんどは彼らが親になっていくのです。日本の未来は、いったいどうなるのでしょうか。

 私は、いまこそ失われてしまった「心の教育」を取り戻さねばならないと強い危機感を覚えています。知識や技術ばかりではなく、人間としてどうあるべきか、どう生きるべきか。そういう人としての土台がなければ、いくら知識や技術があっても立派な人間には育ちません。テストの点数もさることながら、子どもたちにはぜひ人間としての土台を培ってもらいたい――そんな「心の教育」にこそ、自分の残りの人生を捧げたいと強く思うようになりました。

 ここでご紹介する「三分間のこころざし」は、子どもたちに「人としての生き方」を養ってもらうためのもので、私のこれまでの活動の集大成です。一日にわずか三分間で古今東西の偉人たちの生き方や古典の教えに触れられ、人生において大切なことが学べます。また、いまや誰も教えなくなってしまった礼儀や一般常識も盛り込まれているので、教養ある子どもに育てられます。子どもたちは学校を出てから60年以上も社会生活を営みます。彼らのその長い時間を価値あるものにするために、ぜひいま、「心の教育」に目を向けていただき、本書の活用ご検討をお願いいたします。